富松城

別名 東富松城 付近住所 尼崎市富松町2-13 現在−
2004/10/14 案内板アリ 日本城郭大系


富松城は約500年前の室町〜戦国時代に築かれた城です。広さは方一町(約100M四方)と考えられています。当時の城は、土塁・城柵・堀などをめぐらし、その地方の有力者(土豪)らの居館として構えられていたと思われます。この説明板前方には城の土塁と堀の一部が残っています。この土塁は当城の西側と北一部にあたり、樹木におおわれていますが、幅は11M、高さは約4Mです。富松城は伊丹城と尼崎・大物城(旧城)との中間に位置し、また西国街道筋の西宮の越水城・瓦林城とともに境界防衛や連絡用の城として攻防の要となっていました。戦国時代以降幾多の戦火にみまわれています。昭和38年に当城の北を横切る県道工事中、戦国時代の瓦や礎石らしきものが確認されました。